H・Tさん(入社11年目)
責任重大ですね。(笑)よろしくおねがいいたします。
早速ですが、ひとつの業務がどのように進んでいくのか、おおまかな流れを教えてください。
業務内容や現場によって様々ですので、本当におおまかになるのですが、わかりやすいように図示をするとこんな感じになります。
業務を委託されてから、たくさんの工程がありますね。いくつか教えてください。『現地測量(地形図作成)』とは、どういったものですか?
地表にある河川など自然の対象物や、建物など人工の対象物の位置や形状を測定し、地形の状況や起伏の状況を調べます。
もうひとつよろしいですか?『路線測量(中心線、縦断測量、横断測量)』とはどういうものでしょうか?
道路または河川の中心線座標を決定し、縦方向と横方向のそれぞれに、中心線からの距離と高さを測る測量です。
業務を進めていくうえで、発注者との関わりがとても重要になってくると思いますが、Tさんはどんな方々とどのようにして仕事を進められているのか教えてください。
主に発注者である県や市町などの公共機関と、仕様書に基づいて打合せ協議を行いながら作業を進めていきます。また、調査対象となる土地が個人の私有地である場合には、立ち合いをお願いし、調査内容を説明した上で測量を実施します。
ありがとうございます。では、次に仕事観についてお聞きしたいと思います。
実際に業務に取り組まれる中で、どのような人が向いていると思われますか?
根気のある我慢強い方。測量業務では正確さが非常に重要なので、これは大事なことだと思います。また、山や川などの自然が好きな方。これも、大事ですね。虫が苦手な方は大変かも。(笑)あとは、自ら学んで仕事に取り組める方。学ぼうとする姿勢は何よりも大切だと思います。
専門的な知識が必要な仕事ですが、どのようにしてスキルを身に付けていかれたのですか?
作業規程書を読み込んだり、過去に納められた成果を参考にすることが多かったです。また、日本測量協会主催の講習会を受講して技術指導を受けることもありました。あとは、もちろん先輩方が一番の手本です。
今までに取り組まれた業務で、心に残っている思い出の業務はありますか?
平成25年度に行った県道○○線道路改築測量業務ですね。
わたしが初めてGNSSによる2級基準点測量を担当した業務なのですが、当時はまだ社内でもあまり前例のない業務だったので、作業計画から観測や計算方法、データのとりまとめまで、すべてが手さぐりでの業務でした。
測量協会へ問い合わせたり、仲間と話し合ったりしながらマニュアルを片手に進めていく作業は、本当に大変でしたよ。(笑)悩んだり行き詰ったりする中で、一緒に業務に取り組んだ仲間のアドバイスや協力には心から感謝しました。
法令を遵守し、かつ精度の高い成果をあげるためにした苦労や努力といった経験が、今のわたしの糧になっています。
なるほど。こうやってひとつひとつ堅実に、関西技研の業績が積み上げられていく中で、個人のスキルも磨き上げられていくんですね。勉強になります。
最後に、大切にしている考え方や、仕事の取り組み方で気を付けておられることなど、仕事へのこだわりがあれば教えてください。
業務に取り組む工程には、あらかじめ設けられている工期と基本的な順序や流れがあるので、法令遵守はもちろんのこと、業務ごとの工期や順序を守りながら、より精度の高い作業を行うことを心がけています。また、測量作業はチームワークが非常に重要なので、コミュニケーションを大切にしています。
これから入社される(かもしれない、未来の)新入社員の方々に、とても良いメッセージになったと思います。お忙しい中、お時間をいただきましてありがとうございました!
少しでも参考になれば幸いです。ありがとうございました
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